「お家の御本尊様より 西大宣寺の御本尊様は 気持ちが良いです。 奉安堂の中の御本尊様は、 もっともっと気持ちが 良いです。 どうして気持ちが 良くなるのですか?」

Kちゃん、とっても素敵な質問を有り難うございました。
お家を守っていただいて、そして毎日、朝晩の勤行をさせていただいている我が家の御本尊様。
猊下様はね、最初御本尊様にお家に来て頂いた時のことを、今まで御本尊様がまだいらっしてないときと、いらっしゃったときとでは、これは全然違う。
雰囲気もそうだし、何か突然明るくなったような、仏様と共にある暮らしだね。運命まで変わっちゃう。
わずかな家族同士のわだかまりも失せて、楽しくて笑い声の絶えない、安心して学校や遊びに行ける。本当の安住の地になるんだね。
元泥棒だった人の話を、この前テレビでやっていたけど、だましやすい家、泥棒に入って悪いことをしてみたい、そういう家は見ただけで、そういう感じがこちらに漂ってくるそうだよ。 そういう悪い人の心を誘う、そういう「気」がただよっているんだって。
私達の家族は、必ず宿習といって、見えない因縁によって結ばれているんだよ。
家庭の御本尊様はそういう絆も更に強く、こここそが寂光浄土であって、ほかに理想郷・ユートピアがあるわけじゃない。
愛情を育むあたたかな大地はここしかない。 それに信心の心持ちを学ぶのも、やはり家庭なのです。 そこでは、お母さんが心からお父さんを愛するように、お父さんがお母さんに命を捨てるように、ご両親が決してKちゃんを見捨てないように、Kちゃんがご両親から、何があっても離れないように、こういう掛け値無しで御本尊様にお題目を唱えるのを信心と言うんだよ。
家庭の真ん中に御本尊様があるってことは、本当に素晴らしいことだね。
これからも、ご両親やおじいちゃん、おばあちゃんがお元気でいられるように、しっかりお家の御本尊様にお題目をあげてね。
私達のご家庭の御本尊様、そして自分たちの地域に日蓮正宗の信心を根付かせる役割の寺院、そのお寺の御本尊様も、すべては時の御法主上人猊下様が、我が内証の――お心の中で受け継がれている日蓮大聖人のお魂・本門戒壇の大御本尊様を、私達がこの目で拝することが出来るように御図顕くだされた、文字でお顕わしくだされたものであって、本来小さいから手を抜いて、大きいものは存分に力をこめて、などと区別があるものでは有りません。
しかし、皆さんが同心してそこに集い、共々に唱題をすることで、連帯感を強め、使命を共有・確認しあい、御法主上人猊下様と御本尊様のお住まいとしての寺院は、出来るだけ本門戒壇の大御本尊に近い形での、厚き楠の板に彫刻され、背景は漆地で黒く、文字の部分は金箔を貼って、文字が金色に浮かび上がるようにしてあります。
総本山の奉安堂御安置の、本門戒壇の大御本尊様も、このように楠に彫刻され、金箔で文字が浮かび上がるように作られているんだよ。
この大御本尊様こそ、仏法の最大肝要といって、すべての教えはこの御本尊様を指し示すために有ったと言って良い、日蓮大聖人様が「御自身の魂を墨に染め流して書きて候ぞ、信じさせたまえ」と仰った一番大切な御本尊様だね。
だからKちゃんが言ったように、家庭の御本尊様ももちろん素晴らしいけれど、私達の菩提寺の御本尊様はさらに荘厳に、そして奉安堂の御本尊様は、本当に最高と、感受性ゆたかなKちゃんは、素直に感じることが出来たんですね。
これは本当に素晴らしいことです。 これからも、この素晴らしい心を忘れないで下さいね。 今日はこれでおしまい。またのご質問、まってま~す。

 

 

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