色心

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「火の如き行者は多く、水の如き行者はまれなり」

 今月の拝読御書は『上野殿御返事』(一二〇六頁)です。一緒に、声に出して読んでみましょう。 「そもそも今の時、法華経を信ずる人あり。或は火のごとく信ずる人あり。或は水のごとく信ずる人もあり。聴聞する時はもへたつばかりをも […]

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「日蓮が修行は久遠を移せり、だから本因妙の教主と申し上げられるのです」

 『義浄房御書』(御書六六九ページ) 「この五字を弘通せんには不自惜身命これなり。一心に仏を見る。心を一にして仏を見る。一心を見れば仏なり。無作三身の仏果を成就せん事は、恐らくは天台・伝教にも越え、龍樹・迦葉にも勝れたり […]

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「阿修羅とはなにか」

今月の拝読御書は『十法界明因果抄』(二〇八ページ)です。一緒に声に出して読んでみましょう。 「第四に修羅道とは、止観の一に云はく 「若し其の心念々に常に彼に勝らんことを 欲し、耐へざれば人を下し他を軽しめ己を 珍ぶことと […]

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「題目に余事をまじえるな日出でぬればともしび詮なし雨のふるに露なにの詮かあるべき」

『上野殿御返事』(御書一二一九ページ) 「今、末法に入りぬれば余経も法華経もせんなし。但南無妙法蓮華経なるべし。かう申し出だして候もわたくしの計らひにはあらず。釈迦・多宝・十方の諸仏・地涌千界の御計らひなり。此の南無妙法 […]

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「仏法を聴聞する功徳 この国を耳根得道の国と言う聴聞して題目を唱えて境界を開こう」

 一番目に「能く菩薩の、未だ発心せざる者をして菩提心を発さしむ」とは、 これは、本来地涌の菩薩として、みずから題目を唱えて人にもこれを勧め、地域の広布へいささかでも貢献していくという崇高な使命を持ってこの世に生まれたにも […]

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「私たちの仏法とは… 雲の切れ間から差しこむ光を光芒という私共も妙法の光に照らされ本有の尊形に」

朝のテレビで、ある気象予報士が初日の出の写真を見せながら、雲の切れ目から差し込む太陽光線のことを何と言うか、というクイズをやっていました。 それは光芒が正解、というものでした。 アメリカやヨーロッパなどでは、「天国への階 […]

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「さぁ、救国の立正安国論を掲げよう 災いは人々が正法に背き邪宗教に帰依していることにより興る」

『立正安国論』(御書二五〇ページ) 「汝早く信仰の寸心を改めて、速やかに実乗の一善に帰せよ。然れば則ち、三界は皆仏国なり、仏国其れ衰へんや。十方は悉く宝土なり、宝土何ぞ壊れんや。国に衰微無く土に破壊無くんば、身は是安全に […]

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「災いを福に転ずる御本尊 日蓮が魂を墨に染め流し書きて候ぞ日蓮が魂はこの御本尊にすぎたるは無し」

『経王殿御返事』(御書六八五ページ)「師子王は前三後一と申して、ありの子を取らんとするにも、又たけきものを取らんとする時も、いきをひを出だす事はたゞをなじき事なり。日蓮守護たる処の御本尊をしたゝめ参らせ候事も師子王にをと […]

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「無明とは? 無明は明らかなること無しと読む我が心の有り様を明らかに覚らざるを言う」

『秋元御書』        (一四四八頁) 「この覆・漏・汙・雑の四つの失を離れて候器をば完器と申してまたき器なり。塹・つヽみ漏らざれば水失せる事なし。信心のこヽろ全ければ平等大慧の智水乾く事なし。今此の筒の御器は固く厚 […]